情報系国家資格について難易度別に解説!

現代ではITの積極的な活用が重要視されており、ITに触れない生活は考えられないものとなっています。

そのような中で、ITに関わる知識を持っていることを証明できるのが資格です。

ITに関わる資格は多岐に渡りますが、今回は「国家資格」に絞って解説したいと思います。

どの資格取得を目指そうか、参考にしていただければ幸いです。

レベル1:初心者向け

ITパスポート試験

ITパスポートは、全ての社会人が備えておくべき、ITに関する基本的な知識を有している事を証明できる国家資格です。

ITに興味があり、何から勉強を始めればいいか分からない方は、ひとまずこの資格の取得を目指すことをお勧めします。

出題形式は4肢択一形式であり、試験対策が容易で取得しやすいのも魅力です。

【ITパスポート試験】公式サイト

レベル2:中級者向け

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメントは、ITを利活用する者について、ユーザー側の視点から情報セキュリティを推進する能力を有していることを証明する国家資格です。

情報技術が進歩する現代で、セキュリティの確保はますます重要性を増しています。

この資格を取得することで、セキュリティ対策を推進するポジションに就く可能性が広がります。

【情報セキュリティマネジメント試験】公式サイト

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理技術者を対象とした資格で、情報処理技術者に必要な基礎的な知識・技能を身につけていることを証明できる資格です。

この試験以降、受験対象者像は「情報処理技術者」となっています(もちろん、情報処理技術者でなくても受験&合格可能です)。

ITエンジニアの登竜門ともいわれる資格で、エンジニアにも人気の資格です。

内容は科目Aと科目Bに分かれており、科目AはITパスポートの難易度を挙げたような問題が4肢択一形式で出題されます。

科目Bはプログラミングに関する問題が8割、セキュリティに関する問題が2割、多肢択一形式(4択以上)で出題されます。

【基本情報技術者試験】の公式サイト

レベル3:上級者向け

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、情報処理技術者を対象とした資格で、情報処理技術者に必要な応用的な知識・技能を身につけていることを証明できる資格です。

この資格を取得すれば、ある程度の技術的な話は理解することができるようになります。

午前試験と午後試験に分かれており、午前試験は【基本情報技術者試験】と同様、4肢択一形式の問題です。基本情報を少し難しくしたような内容です。

午後試験は記述形式の問題で、ITに関する11の分野から5つ選んで回答します(セキュリティの分野は必須)。

この試験から記述式の問題が出題されるようになり、難易度も上がってきます。

しっかりとした試験対策が必要になってきます。

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レベル4:高度IT人材向け

ここからは、ITにおける各分野ごとに、高度な知識・技能を有していることを証明することができる資格です。

ITストラテジスト試験

企業の経営戦略に基づき、適切なIT戦略を立案したり、ITを活用した事業計画を推進します。

ITコンサルタントやCIO(Chief Information Officer)などの方に最適です。

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システムアーキテクト試験

ITシステムを実現するためのアーキテクチャ(論理的構造)を設計するスペシャリストです。

システム開発の要件定義に必要な知識等が問われます。

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プロジェクトマネージャ試験

システム開発プロジェクトを成功に導くための高度な知識が求められます。

様々な要求に柔軟に対応しながら、適切にマネジメントする能力を問われます。

【プロジェクトマネージャ試験】の公式サイト

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークに関する技術のスペシャリストです。

情報システムの運用に欠かせないネットワーク、インフラ関係を極めたい方におすすめです。

【ネットワークスペシャリスト試験】の公式サイト

データベーススペシャリスト試験

データベースに関する技術のスペシャリストです。

効率的なデータ処理を可能とするデータベースの設計に興味がある方におすすめです。

【データベーススペシャリスト試験】の公式サイト

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

組み込み系のシステムに関するスペシャリストです。

ハードウェア・ソフトウェア両面の専門的な知識が必要になります。

【エンベデッドシステムスペシャリスト試験】の公式サイト

ITサービスマネージャ試験

サービス計画、運用、改善を指揮する、サービスマネージャ向けの試験です。

高い信頼性、安全性が求められるシステムでは、重要な役割を担います。

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システム監査技術者試験

情報システム監査に関するスペシャリストです。

情報システムが適切に運用されているか監査し、助言等を行う役割です。

【システム監査技術者試験】の公式サイト

情報系の国家資格を取得して、市場価値を高めよう!

今回の記事では、国家資格に絞って紹介しました。

これ以外にも、GoogleやAmazonなどのベンダーが出している資格もあり、

ITに関する資格と一言で言ってもものすごくたくさんあります。

しかし、今回ご紹介した国家資格の良いところは、「有効期限がない」ことです。

ベンダー系の資格は有効期限があることが多く、更新しなければ失効してしまいます。

しかし、国家資格は一度合格してしまえば一生履歴書に書くことができます。

ぜひ、IT系の資格を取得して、自身の市場価値を高めましょう!

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